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ShopBlog

2018/09/12 17:36

浴衣より厚地の綿の着物は、昔は単衣だけでなく袷にもして、日常着として広く着られていました。家庭での洗濯も可能な堅牢さと、多彩な染や織模様が特徴で、リメイクにも最適な素材です。格子模様はそんな綿着物の代表的な柄。同じ格子でもタータンチェックとは一味異なる個性を活かし、ラップスカートに仕立てました。

 

 

 

格子は表情豊かな和のタータン

 

タータンチェックは本来流行り廃りとは無縁の伝統模様ですが、それでも人気アイテムとして一定のサイクルで浮上してきます。日本の格子も同様で、永遠の定番模様といえるでしょう。

着物の格子がタータンと異なるのは、格子の組み方が自由であること。タータンは縦横の糸の数や色が均一で、模様は正方形で繰り返されます。一方着物の格子は正方形だけでなく、縦長だったり横長だったり。遠目に見ると、アクセントとなる色が縦や横に通って、ボーダーの要素も出てきます。

今回ご紹介する格子は、ビビッドなオレンジに近い赤の地色で、心浮き立つ華やかさがあります。スモーキーなシブい薄茶が縦に通っているので、この縦線を活かすラップスカートに仕立て、前の重ね部分を少し斜めに落として、流れるような動きを出してみました。やはり斜めに貼り付けたポケットとあわせて、格子の持つ自由さと楽しさを感じていただけるかと思います。

 

はきやすさいカジュアルラップスカート

 

個性的な色合いの格子ですが、着物の赤は日本人の肌色に良くなじみます。デニムや生成りのシャツ、シンプルなTシャツでラフに合わせるのも可愛いけれど、黒やカーキのニットと合わせればぐっと大人っぽくなります。

暗い地味な色がメインのワードローブにも、こんな色合いのものが一着あると、気持ちも明るくなります。もともとカジュアルな普段着だった綿着物、肩の力を抜いて、眠っていた遊び心を少しだけ呼び起こして、気軽に身にまとってみてください。

細部にはK's流の工夫がいくつかあります。一番のおすすめポイントは、後ろだけに通したボタン穴付きゴムや右脇を留める面テープで、ウェストをご自分サイズにアジャストできること。締め付け感のない、はきやすい、かつすっきりと見えるラップスカートです。

 

 

 

一味違うモダンな個性を身にまとう楽しさ

 

着物リメイクというと「和」のイメージがありますが、一見して着物とはわからないモダンな模様も数多くあります。格子はそんな模様の代表ですが、でも、よく見るとただのチェックとは何かが違う。その一味違う「何か」が着物リメイクを身にまとう醍醐味であり、楽しみでもあります。

ナチュラル素材の綿の着物地は日常着としても着やすく、家庭でのお手入れも簡単ですから、着物リメイク初心者の方にもおすすめです。なお、こちらは布に限りがあるため、最後の一点となります。同生地のビビッド格子のかぶりボレロとのセットアップも是非ご検討ください。

9月1日にオープンしたてのK's Remake、ごあいさつ代わりに10%OFFの割引クーポンを発行しています。この機会にオンリーワンの一着をワードローブに加えていただければ幸いです。

 


 

 

K's Remake
〒422-8006 静岡市駿河区曲金3-9-1