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ShopBlog

2018/10/02 18:17

希少な綿着物からお気に入りの一枚をリメイク

ひと昔前、着物が当たり前の日常着だったころは、綿も裏地を付けて袷で着たそうです。季節的には秋から春先にかけて。厚地の綿着物をモスリン(ウール)の長じゅばんに合わせれば、地域によっては厳冬期以外の幅広い季節に着られそうです。

ご紹介するスカートも、そんな袷の着物でした。袷はほどいて洗い張りしなければいけませんから、単衣よりおしゃれっぽいものが多く、従ってリメイクするのが楽しい素材も多いのです。

よく着られていたのでしょう、ほどいてみると傷んでいる個所もありましたが、今や袷仕立てにされるようなおしゃれな綿着物そのものが希少です。状態の良い部分をはぎ合わせたところ、幸いなことに、雲が斜めに流れる模様のすべてを、フロント部分にそのまま使えるだけの生地があり、お気に入りの一枚が出来上がりました。形は K's 定番のラップスカートです。

 

遊び心たっぷりの雲模様

古い着物にはモダンな柄模様がよくあります。絹では銘仙が色柄とも鮮やかで人気がありますが、綿も捨てたものではありません。晴れ着ではない日常着だからこそ、遊び心に満ち満ちた、大胆な柄模様も生まれるのでしょう。この雲模様もユニークで、一目見てリメイク熱が(それこそ雲のように)むくむくと湧いてくる着物でした。

雲は着物の柄としては珍しいものではありません。瑞雲という孫悟空が乗っているような形の雲は、恵みの雨を降らせるおめでたいものとされ、吉祥模様のひとつになっています。

こちらの雲はどうでしょう。そんな古典や伝統とは無関係に、おおらかに画面いっぱいに流れています。それでいて浮いた感じがない。茜の色合いのきれいさと、グレーの濃淡やぼかしのバランスの良さで、柔らかさとシブさが出ています。また、筆の先で点を散らしたような墨色のフリーハンドなドットも陰影とニュアンスを与えています。

生地は少ししぼのあるさらりとした手触りで、一見したところ綿には見えません。触ると綿特有のあたたかみがあり、こんな綿織物があったのかと驚きます。プリントのように見えますが実は織りの絣で、柄模様だけでなく、素材的にも希少なものだと思います。

はきやすい美ラインラップスカート

 
パンツ派の私ですが、秋になって膝や腰が冷えるようになると、デニムやレギンズの上から、手じかにあるひざ掛けやショールなどをよく巻きつけていました。くるりと巻いて端を内側に挟むだけ。K's ラップスカートの原型です。気軽にさっと巻けて、ウエストも苦しくないように調整できること。そして、季節の変わり目にも臨機応変に対応できること。

また、日によって、体調によって、食事の前後で、私たちのお腹まわりは異なります。ジャストウェストきっちりのスカートが苦手な方も多いのではないでしょうか。かといってウェストゴムのスカートばかりではワンパターンだし、トップスとの組み合わせも限られる。このあたりを織り込んで、はきやすく、かつ美ラインになるよう、K'sラップスカートではいくつか工夫を凝らしています。

 一:ウエストゴムは後ろだけ。重ねたフロント部分は柄模様がそのまま出てラインもすっきり。
 二:ウエストゴムはボタン穴付き。ボタン穴を変えることによってご自分サイズに。
 三:右脇の面テープと左のボタンで調整しながらしっかり固定。

そもそも着物は、体に巻きつけるようにして着るものです。前も左右を重ね合わせて着ます。体系が変わっても、体系が異なる人であっても、フレキシブルに着こなせる着物。K's ラップスカートは、そんな着物のあり方も取り入れています。また、元は着物だった生地の柄模様を活かすにも、フロントにギャザーがよらないラップスカートは、最適なデザインだと思っています。

スカートには裏地がついていません。広げればほぼ一枚の布です。たたんでしまえば収納もコンパクトで、ご旅行にも最適です。さらりと一枚で巻いたり、ペチコートを重ねたり、レギンズやデニムに合わせたりと、スリーシーズン様々なシーンで活躍してくれます。

日々の暮らしで楽しむアンティークモダン

 

アンティーク着物のモダンさは、着物という「和」テイストを心地よく裏切ってくれます。伝統や堅苦しい決まり事が多く、敬遠されがちな現代のハレの日のための着物と違って、斬新で個性的で、あまりきちきちしていません。

綿であれば家庭で選択も出来、取り扱いも楽です。毎日の暮らしの中で、二度と出会えない色柄模様のアンティークモダンの楽しさを、是非身にまとっていただきたいと思います。

K's Remake
〒422-8006 静岡市駿河区曲金3-9-1